姿勢を正せ

あなたは治療者の失格だ」とよく言われる。

 その理由:

日本人の略全員が少なくとも一時的に肩凝り、頭痛や腰痛などを訴える。

これらの主訴は大部分不良な姿勢による事が一目瞭然。

私はそのことを指摘すると、患者に「責任を押し付ける」ため批判される:「疲れているから仕方ないでしょう。正しい姿勢保つ事出来たら苦労はしないよ。」

しかしそれは良くても錯覚だ。

人間を疲れさせるのは、宇宙の最強の力である「重力」だ。

地上に居る限り、絶えず(!)体を地球の中心に向かって「引力」を掛けて、立ったや座った姿勢を崩そうとしている。

そして重力は情けを知らない。

「疲れている人は可愛そうだから今日は半分の力で引っ張る。。。」なんて事はない。

意識的または無意識的でも宇宙の最も強い力に逆らおうと思ったら所詮無理だ。

「正しい姿勢」は疲れそうに見えるが、実際消耗するエネルギーは最低限となる。

疲れているこそ姿勢を良くすれば、引力による負担は最低限に抑えられる。

つまり「楽になる」。

正しい姿勢を取ると美しいー花篭を運んでいる女性の絵を見て下さい。

正しい姿勢は強い!アフリカの女性の映像を参照。重い物を楽々と運んでいるようです。多分そのまま家まで数キロメートルも歩くでしょう。日本(欧米も同様!)ではそれを出来る人は略居ないでしょうが、高齢で背骨が変形していない限り、その姿勢を絶対に取れない理由もない!

東洋に於いて仏像を見れば、正しい姿勢の見本ばかりだ。決して偶然ではないでしょう。

私は患者にその正しい姿勢と取るように指示すると結局2年前に週刊朝日の「増刊漢方2003」に掲載された記事「商売抜き、信念を貫く異色鍼灸師」のサブタイトル「患者を来させない事は私の仕事だ。」 の如くになる。

http://www.einklang.com/Kanpo2003.htm#page1 

http://www.einklang.com/Kanpo2003.htm#page2

姿勢を良くすれば多くの症状は自然と改善し、患者が来なくなる。

それで宜しい。

姿勢を良くするのは本人の努力しだい。

他人に「やってもらう」訳にはいけない。

姿勢をよくすればいい事はいっぱい: 

がんばりましょう